・ディアメント国

メイディレット大陸にある国の一つ。赤い薔薇の名産地。多くの吸血鬼《ヴァンピール》が住む大国だが元は【ラーヴァグルート】という国で人間が住んでいた。ラーヴァグルートをヴァンピールが支配し国民の7割を追放。その後、国名を変えた。首都はカルブンクルス。他にもトパージオン、ネフリティス、ブルートシュタイン、サフィール、コラリア、アメティスタという6つの都市がある。首都カルブンクルスはエフタ＝エルピスの本拠地。

国名変更の際に都市名も変わっている。

ロッティリア　　 ⇢ カルブンクルス

オリジア　　　 　⇢ トパージオン

ニグレット　　　 ⇢ ブルートシュタイン

ジークフリート　 ⇢ ネフリティス

ノクターン　　　 ⇢ サフィール

フロレンティーナ ⇢ アメティスタ

アンクル　　　　 ⇢ コラリア

・モンラヴェル王国

半吸血鬼《ダンピール》と人間が暮らす国。青い薔薇《エルカレウム》と白い薔薇の名産地で国の至るところに二種類の薔薇が咲いている。東方都市・キャシード、西方都市・シュプリー、南方都市・スノーグ、北方都市・ブランヴェール、この４つの都市が王都アルテミスを囲んでいる。アルテミスは約1000年前の大厄災《パレードオブパンドラ》を原初の蒼薔が食い止めた地。そして原初の蒼薔の涙が落ち、最初にエルカレウムが咲いた場所でもある。そのため、モンラヴェル王国は奇跡の国と呼ばれる。

・夜来香(イエライシャン)

厄災の悪魔《パンドラ》の呪いを受けた常夜の国で、真夜の国とも呼ばれる。日中は国を覆うバリアが日光を遮断している。多くの学者、研究者が集う知恵の国。月光で育つように品種改良された黒い薔薇が有名。昔は紫色の薔薇が日中に咲いていた。海に囲まれた島国のため吸血鬼《ヴァンピール》が現れることは少ないが堕鬼《ヴォイド》やベルジェが生み出すモンスターからひとびとを守るため、ブルクスナリア極東支部がある。ヴァンピールは人間が生み出したという真実を知る一族がいる。

〖 モンラヴェル王国 〗

・グラリス

ブランヴェールのさらに北に位置する。かつては頑強な城郭都市だったが現在は廃都となっている。青い薔薇《エルカレウム》が多く咲いている。